ストリッピング手術(静脈抜去術)

ストリッピング手術とは、下肢静脈瘤の手術療法として100年以上も前からおこなわれている治療方法です。まず、足の付け根と足首の2か所を切開して、悪くなった血管の中に手術用ワイヤーを通して血管と糸で結び、ワイヤーを引き抜くことによって弁の壊れた静脈を引き抜いてしまいます。このストリッピング手術は下肢静脈瘤の中で最も太い瘤を形成する伏在型静脈瘤の一番標準的な治療で、再発率が少なく根治に近い成果が得られます。
多くは全身麻酔や、下半身麻酔(腰椎麻酔、硬膜外麻酔)で行われ、1~2週間の入院を必要としていました。
最近は入院期間を短縮する医療機関が増えましたが、最低4-5日の入院が必要です。

Q:再発の少ない治療法だと聞きましたが…
デメリットもありますか?

A:術後の痛みが強く、出血や神経障害などの合併症の可能性もあります。

ストリッピング手術は、伏在型静脈瘤を再発の危険少なく根治の状態に持っていくのに、とても有効な治療方法です。しかし一方で、手術には非常に強い痛みが伴うため、全身麻酔か下半身麻酔を用いておこなうため、1週間前後の入院が必要というデメリットもあります。術後の痛みと術後に出血や神経障害などの合併症が起こる可能性があります。

局所麻酔下ストリッピング手術

現在では麻酔薬が進化し、静脈麻酔やTLA麻酔という特別な局所麻酔を行うことにより、全身麻酔に頼らず日帰りで手術が受けられるようになってきました。ただし、この手術は限られた施設でのみ行われています。