あなたの足は大丈夫?

「下肢静脈瘤」は、聞いたことがあるけれど、どんなものかは詳しく知らないという方が多いのではないでしょうか。ですので、足に違和感があったとしても、「下肢静脈瘤」と関連付けて考える方は多くはないと思われます。あなたが今感じている足の違和感は、本当に立ちっぱなしや疲労などといったことだけによるものでしょうか?もしかしたらそれは、足に潜んでいるかもしれない下肢静脈瘤の危険信号かもしれないのです。

危険サイン1:むくみ、つる、しびれる

私たちは日常、地球の重力の中で生活をしています。足元に向かって血液が流れるのは重力がありますので容易いのですが、足元から心臓へ向かって流れるのは重力が反発作用となりますので、決して容易ではありません。通常ですと、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割をし血液を上へ押し上げるのですが、立ちっぱなしや座りっぱなしなどが続くと、ポンプがあまり働かず夕方には足がむくむようになるのです。こうした運動不足によるむくみの他に、もう一つ下肢静脈瘤が原因となってむくみなどを引き起こす場合があります。静脈の逆流防止弁が壊れたため血液が足に溜まり、むくみを引き起こします。また静脈瘤になると血流が悪くなるので、足がつる、しびれるといった症状も出るのです。

危険サイン2:血管が浮き出ている、できものができている

「下肢静脈瘤」は外見上に特徴がある疾患ですので、見た目をチェックすることも下肢静脈瘤の発見には有用な方法といえます。例えば、足の静脈が立体的に浮き出てぼこぼことしている、または瘤のように膨らんでいるという外見上の特徴があれば、それは伏在静脈瘤の可能性があります。また、ひざ裏などを中心に足の表面を、赤や青色の細かい血管が網目のように広がっているというような特徴があるようでしたら、それは網目状静脈瘤・クモの巣状静脈瘤等が発症している可能性があるのです。こうした外見上の特徴が顕著に見られるようであれば、一度専門病院での下肢静脈瘤検査を受けてみてください。そうすれば症状に合った治療法も教えてもらえます。

危険サイン3:痛い、かゆい

痛みや痒みは、一見すると下肢静脈瘤とはあまり関係がないのではと思われがちですが、こちらも下肢静脈瘤の重要なサインである場合があります。例えば痛みですが、血液のうっ滞が進み、だるさや重さが更に進むと痛みとして感じられるようになることがあります。また、血管の拡張・静脈炎・血栓ができることに伴う痛みなど、静脈瘤が原因で痛みを感じることは珍しくはないのです。また痒みですが、静脈瘤が発生している周りでは、血流が悪くなっているために湿疹が起きやすく、痒みを伴います。また、血流の悪くなった皮膚は栄養不足で乾燥するので、湿疹はなくても強い痒みを引き起こす場合もあります。痛みも痒みも静脈瘤の代表的な症状なのです。