ある日突然足の血管がぼこぼこと浮き出ていることに気づいた。なんとなく毎日足がだるい、毎晩寝ているときに足がつるなど、徐々に異変に気づいた。…など、人それぞれで症状の表れ方は違います。ではどのような足のサインが下肢静脈瘤のサインの可能性が高いのでしょうか?その症状を詳しく紹介します。
最もわかりやすく最も問題視される症状は、その特徴的な外見です。「下肢静脈瘤」になると以下のような症状が現れます。
一般的に多い症状としては、血液の逆流のため圧が上がり拡張した足の静脈が太く浮き出る、もしくは瘤のように膨らんでぼこぼことした状態となります。また、発症すると血流が非常に悪い状態となりますので、他にもさまざまな症状が現れます。まずは静脈瘤によりうっ血を起こしていることから、足のだるさや疲れを慢性的に感じるようになります。それから、強いむくみやこむら返りを起こしやすくなるといった特徴もあります。これらは、静脈瘤により血管内の圧が高くなってしまい、血流が非常に悪くなっていることから、発症しやすくなっている症状です。
治療に訪れる方のほとんどが、浮き出た血管が気持ち悪いといった外見上の問題を解消したいと思って来院されます。そのため、外見上の問題がそれほどでなければなかなか「下肢静脈瘤」の疑いを持つ方は少ないのが現状です。しかし、外見上の問題の他にも「下肢静脈瘤」が原因となっている症状は色々あります。足の疲れ、むくみ、足のつり(こむら返り)なども代表的な症状ですが、これらは筋肉疲労など別の原因が優先されてしまい、見過ごされやすいサインです。その他にも痛みが出たり、血流が悪くなることによって皮膚炎をおこしやすくなったり、傷が潰瘍化してしまったりします。
その他の症状
足が疲れる、むくむ、つりやすいなどの症状=下肢静脈瘤、というわけでは必ずしもありません。同じような症状でも別の病気である場合もありますので、自己診断のみで判断せずに、専門の医師に必ず相談するようにしましょう。
腰椎椎間板ヘルニアは、神経が刺激されることにより患部だけでなく周囲にも症状が広がり、しびれや痛みといった下肢静脈瘤に似た症状が足全体に発症します。
動脈の閉塞により足の動脈が狭くなったりふさがったりするため、血行が悪くなりしびれや冷え・足のつりや痛みなど下肢静脈瘤に似た症状が発症します。
リンパの流れが悪くなることにより、下肢が熱っぽくなったりむくみや疼痛などといった下肢静脈瘤に似た症状が現れます。
下肢前面に何もしなくても痛みを伴う紅班が多発し、圧痛や倦怠感といった下肢静脈瘤に似た症状が発症します。
皮膚状に発疹が現れ、皮膚が厚ぼったくなったり、肌色が汚い褐色になります。痒みという症状が下肢静脈瘤と似ています。
比較的まれな症例ですが、下肢に症状が出やすくかゆみ・色素沈着・炎症などといった下肢静脈瘤に似た症状が出ます。
隆起こそありませんが、下肢に網目状などの皮班が生じるため、見た目的に大変下肢静脈瘤に似ています。
脆弱になってしまった足の筋膜(下腿筋膜)の内部が瘤状に張り出すため、見た目が下肢静脈瘤と似たような状態になります。